くじゅうの自然環境ー未来につなげる
お客様・関係団体とともに
くじゅうの素晴らしい景観
自然環境を守ることで持続可能な地域への貢献を目指します
自然
くじゅうで宿泊施設としてたくさんのお客様にいらしていただけるのも素晴らしい景観・自然環境があるからこそです。
ただ、この自然環境は保全活動なくしては維持することはできません。
お客様とともに自然を維持するサイクルを作ることで美しい自然を未来に繋げ、持続可能な地域づくりに貢献します。
取組み
サスティナブルツーリズム・・・環境保全活動
野焼き活動・外来種駆除活動・登山道の保全整備活動などなどくじゅうではいろいろな保全活動が行われており、このような活動を行うため地元の方はもとより、その他の地域からもたくさんのボランティアの方が協力してくださっています。ただ、そこにはどうしても資金(お金)が必要になります。草原を維持するための「野焼き活動」ひとつとっても、手と資金不足の問題から年々継続が難しくなりつつあります。美しいくじゅうの景観・自然を維持していくためお客様からいただくご宿泊料金の一部を環境保全のために寄付させていただいております。
サスティナブルツーリズム・・・宿泊費の一部を協力金として地域の自然保護活動に寄付する取組を行っています。
例として、国立公園内にある「タデ原湿原」は、毎年3月に枯れた草木を焼き払う「野焼き」によって草原を維持しています。この「野焼き」をやめると、景観が失われるだけでなく草原の生きものたちの住処も失われてしまいます。
ただ、人手と予算の問題から、年々継続がむずかしくなりつつあります。このような現状を乗り越えて、未来に繋げていくのも自然とともに活きる私たちの責任でもあります。
環境にやさしい製品を使用
当ホテルでは、環境にやさしい取組みの一つとして極力、バイオマスを取り扱った製品や木製品を取り入れております。
▶︎アメニティ・・・バイオマスを使った歯ブラシや紙軸綿棒などを使用
▶︎ゴミ箱・・・本来水分量が多く製品になり難かったブナの木の製品を使用
▶︎ティッシュケース・・・木の風合いを大切にしたティッシュケースを使用
▶︎ハンガー・・・温かみのある木製のハンガーを使用
※環境にやさしい製品の使用はまだ一部のものに限りますが今後も取り組みを広げていく予定です
お客様と共に取り組む環境保全活動
▶︎ご宿泊
お客様からいただくご宿泊料金の一部を環境保全のために寄付しております。※毎年4月に1年間の寄付金額を「お知らせ」にてお伝えしております。
▶︎温泉熱を利用した暖房および給湯
当館では、温泉熱をつかった床暖房および、シャワー・洗面所のお湯(湧水をお湯にする)は全て温泉熱を利用しています。
温泉自然の有効活用によりカーボンニュートラルにも貢献しています。
▶︎食品ロス
▶︎ゴミ
自然を伝える・楽しんでいただく
-ホテルスタッフがお客様にくじゅうの自然を伝える
-くじゅうの自然についての情報や写真を掲載
-くじゅうの自然を生かしたミニイベントやイベント・エコツアーの開催
●満月の夜のタデ原散策 ●星の観察会 ●登山ツアー
●ミニコンサート ●ワークショップ など
ホテルスタッフ・関係機関と取り組む
▶︎社員研修
くじゅうの自然についての知識向上の為、地元団体「九重ふるさと自然学校」「くじゅうネイチャーガイドクラブ」「長者原ビジターセンター」などのご協力を頂き定期的に研修を行っています。
▶︎保全活動への参加
お客様から戴いた「協力金」宿泊費用の一部を自然保護活動の費用としています。
「協力金は「長者原ビジターセンター」を運営する「くじゅう地区管理運営協議会」に寄付しております。
活動内容は「くじゅうファンクラブ」のHPをご覧ください。」
【寄付金の実績】
2023年度 223,350円
2022年度 254,600円
2021年度 147,480円
2020年度 166,800円
環境保全活動
くじゅう地区の取り組み
自然環境保全・調査活動
野焼き活動
くじゅうを代表する大切な風景「草原」を守るため、飯田高原野焼き実行委員会を中心に九重・飯田高原観光協会、九重の自然を守る会、くじゅうネイチャーガイドクラブ、くじゅう地区管理運営協議会、九重町、環境省などの関係団体や各施設の従業員、ボランティアによって3月に行われる野焼きや、 その準備として秋に行われる防火線切りなど1年を通して活動を行ってい ます。
外来種駆除活動
九重の自然を守る会が中心となり、地元住民・ボランティア・関係団体による指定外
来植物オオハンゴウソウの駆除活動を行っ
ている。
その他の活動
自然公園のクリーン作戦(清掃活動)
ミヤマキリシマを守るため、ウツギの伐採 など
登山道の保全整備活動
登山道をはじめとして、国立公園として ふさわしい様々な施設の維持管理活動を 行っています。
●登山道の保全整備活動
●道標の修繕・交換
●長者原園地及び景観の維持管理
●公衆トイレの清掃管理
●登山口における美化清掃活動
●地元の高校「玖珠美山高等学校」による登山道の整備など
教育・普及啓発活動
くじゅう地域の自然をもっと楽しく、もっと大切に利用していただけるよう、長者原ビジターセンターを拠点としながら、 様々な教育・普及啓発活動を行っています。
●町内の小学生が参加する学習活動
「チームタデ原」
平成27年度にくじゅう地区で開催された KODOMO
ラムサールをきっか けに、地元の小中学生で結成さ
れた自然保護活動グループ。子供が主体 となった活
動グループを目標とし、子供たち自身で活動を計画・
実行・ 振り返りを行っている。
●町内の小中学校への環境学習の支援活動
●「登山ミニレクチャー」の開催
●九重の自然を守る会の会員の方がボラン
ティアガイドとしてタデ原の自然観察会の開催
●ビジターセンターでの博物展示活動 など
「野焼き活動」について
くじゅうでは地元の方々をはじめ、関係団体・ボランティアの方々によって 以下の活動が行われています。
自然環境保全・調査活動
野焼き活動や外来種駆除・モニタリングサイト1000里地調査を始めとする植物調査活動などが行われています。
教育・普及啓発活動
長者原ビジターセンターを拠点としながら博物展示活動や自然観察会の実施、国立公園レクチャーなどが行われています。
登山道等維持管理活動
登山道の保全整備活動や、道標の修繕・交換などが行われています。
現在の日本の気候は温暖化で
十分な降水量があるため植物が育ちやすく草原があるほとんどの場所では
放っておくと藪になり、数十年で森になってしまいます。
草原がなくなればそこでしか生きられない動植物が絶滅し美しい景色も見られなくなります。
また「脱炭素」と言われる現在、草原は炭素を九州する大きな役割も担っています。
くじゅうでは毎年3月、野焼きが行われ草原風景と貴重な生態系が保たれています。
野焼きをする理由・・・?
◆ 牛のエサを採る / 放牧する
畜産の仕事をする人たちの生業の為
◆ 美しい草原の風景を守る
昔から、里の人たちによって維持され
てきた草原の文化的な景観を守る為
◆ 草原の植物や動物を守る
野焼きを止めると・・・?
● 放牧や山菜採りができなくなる
● 草原の生きものたちがいなくなる
● 美しい景色が見られなくなる など
◆野焼きの流れ◆
野焼きを行うのは3月ですが、自然を保護するための野焼きには
下準備などを含めると半年ほど時間を費やしています。
野焼きのための防火帯づくりを行いますが、
<防火帯>は野焼きの際に森林などへの延焼を防ぎ、
作業者の安全管理にもつながる重要な作業になっています。
「8月下旬〜9月中旬」・・・防火帯づくり①輪地切り
「9月中旬〜10月上旬」・・・防火帯づくり②輪地焼き
「3月中旬〜4月上旬」・・・野焼き
【関係団体】 ・九重・飯田高原観光協会(公私隊) ・くじゅう地区管理運営協議会 ・くじゅうネイチャーガイドクラブ ・九重ふるさと自然学校 一般財団法人セブン-イレブン記念財団 ・九重の自然を守る会 ・飯田高原野焼き実行委員会 ・環境省 ・九重町役場 ・竹田市 ・大分県